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うつ病(鬱病)について

うつ病とは

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 うつ病は感情障害というこころの病気です。気分が憂うつで、今まで出来ていたことが億劫で出来なくなってしまいます。時には怠けている、甘えている、高齢者ですと「ボケてしまった」などと誤解されてしまうこともあります。

 殆どのうつ病は適切な治療により、平均3〜4ヶ月程で軽快します。きちんと病気を理解し、専門医と相談しながら対処することが大切と考えます。

うつ病の症状

●気分
 憂うつで物悲しく、ふさぎこんでしまいます。また不安でいらいらし、じっとしていられずに歩き回ることもあります。

●考え
 内容は悲観的で自分に自信がなくなり、自分を責めて、時には自分が罪を犯したに違いない、生活するだけのお金がない、自分は重大な病気に罹っているなどと思い込み、自殺を考えてしまう方もいます。
 また考えの流れも、車が渋滞するかのように滞り、決断が出来ずに仕事の能率が極端に悪くなり、主婦であれば献立が考えられなくなったりします。

●意欲
 テレビや新聞、趣味などにも興味関心が無くなり、人に会うのも辛く、「やらなくては」と思っても行動することが出来なくなります。

●身体的症状
 睡眠障害としては朝早くに目が覚めてしまうタイプが多いとされます。また一日中眠くなる方もいます。食欲は低下し急激な体重の減少がみられることがあります。性欲は低下します。その他、動悸の息苦しさ、頭痛や頭重感、痺れ、火照りなどの症状を伴ったり、当初はそういった症状のみが前景に出て、内科や外科などを転々としてしまう方もいます。

対応の仕方

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 うつ病の治療の基本は、十分な休養とお薬です。身体の病気や怪我と同じに考えてください。無理をすれば悪化してしまいます。ガソリンが切れているのですから、走ろうと思っても、そもそも走れる状態にないのです。決して無理せず、波に漂っているような気持ちで回復を待って下さい。周りの方も本人を励ましたり、気晴らしに旅行など誘ったりせず(うつ病になりやすい律儀な性格の方は、誘われると断れずに無理をしてしまうことがあります)、その方なりに、頑張るだけ頑張って疲れ果てた姿を受け入れ、静かに見守ってあげて下さい。また医師とともに、必ず良くなることを保証し、絶対に短気を起こさず、死にたい気持ちが起きたら、必ず打ち明けてくれるように伝えて下さい。その際は、死なない約束を取り付けて下さい。約束が出来ないようなら、入院治療を考えた方がよいと思います。

 またうつ病の時は、自分に自信がなくなり、ものの捉え方が偏っています。そんなときには、退職など人生の重大な決定はせず、病気がよくなってから、ゆっくりと決断するようにして下さい。

うつ病の回復期には、散歩程度の運動治療法を少しずつ取り入れ、以前の生活に段階的に近づけていって下さい。但しうつ病は良くなりかけても注意が必要です。死にたい気持ちが残っていると、これまでは死ぬエネルギーが無かった方が、ある程度の回復により、実行出来てしまうことがあるからです。

 近年は「新型うつ病」などといって、ストレスからの早い段階での、逃避的なうつ病の割合が増えています。そういった方は、休養やお薬に加えて、本人がどう生きて行くかなど、カウンセリングもより重要になりますが、それでも周囲の対応の基本は変わるものではありません。

うつ病のお薬

 お薬は抗うつ薬の他にも症状に応じて、抗不安薬、睡眠薬、感情調整薬、抗精神病薬などを使うこともあります。残念ながら、抗うつ薬は即効性がありません。服用を始めて2〜3週間後から、少しずつ効果が現れます。すぐに効かないからといって自己判断で止めてしまうことなく、副作用も合わせて、医師とよく相談をしながら薬の量や内容を調整し、症状が取れても、最低数ヶ月は服用を続けて下さい。

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